不動産競売に関する用語集です。
裁判所内の開札場で執行官が入札書の入った封筒を開封して入札書を読み上げます。入札した人の中から一番高値で入札した人が「最高価買受申出人」と定められます。
債権者が裁判所へ競売の申し立てをし、「申立が適法」と認められると、裁判所は目的不動産を差押え、競売開始を決定します。
裁判所が定めた期間内に入札を受付け、後日開札を行って落札者を決める入札方法です。
何らの権限のない占有者が明渡しに応じない場合、競落人は裁判所へ強制執行の申立をする事により、国家の執行機関が強制的に明渡しをする手続きです。
何らかの理由により競売申立債権者が申立の撤回をする行為です。
執行官が実際に現場へ行き、その物件に関する権利関係や占有状況、計上などについて調査した内容を記載した書類です。
評価人が鑑定した相場の価格から、競売市場修正を行い定めた価格です。
裁判所が公に公開する資料の事をぞくに三点セットと言います。 (1) 物件明細書 (2)現況調査報告書 (3)評価書 の事です。
競売不動産は、一つ一つの物件を平成○○年(ケまたはヌ)○○○○○号という番号で管理しています。 ちなみに(ケ)は『担保権の実行』のことで、(ヌ)は『担保権以外(判決など)』のことです。
買受人が競落金額から保証金額を差し引いた金額を裁判所に納める手続きです。この手続きにより所有権が買受人に移転されます。
賃借権とは金銭の授受と引き換えに、目的の不動産を使用出来る権利です。不動産競売の場合は所有権移転後、保護される賃借権と、保護されない賃借権があります。基本的に抵当権設定前の既に定められている賃借権は保護されますが、その他の賃借権は保護されません。
登録免許税とは俗に言う登記代の事です。
期間入札の開札で、誰も競落人がいない場合開札日の次の日から一定期間の許可処分を設けます。 その期間内で、最初に最低売却価格以上の金額で買受の申出をした人が、取得する権利を得ます。
裁判所は最高価買受申出人が実際に不動産を取得できる資格を有しているかを判断し、問題がなければ最高価買受申出人に対し、売却の許可決定を行います。(開札後1週間後)
買受不動産に何らの権限なく占有している者に対し、競落人が競落残金を支払った日から6ヶ月の間に引渡命令の許可を得る事が出来ます。その引渡命令に基づいて、裁判所に強制執行の手続きを行い明け渡しを求めます。手但し、競落人の申し入れがなければ行われません)
裁判所が専任した不動産鑑定士が目的不動産の価格評価と算出過程などが記載された書類です。
売りに出された不動産が一筆ごとに記載された目録です。
執行官が作成する現況調査報告書及び、評価人が作成する評価書に基づき裁判官が決定をし、物件明細書が作成される。売却により効力の失わない権利及び賃借権、その他の権利が記載された資料です。
土地と建物が同じ所有者で建物だけが競売になった場合、民法ではその建物に地上権を生じさせ土地利用権を設定します。
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